2012年5月31日木曜日

気をつけて

相当お世話になり、終始愛情豊かに接してくれた叔母や叔父が今年相次いで亡くなった。
僕の両親が共に年の離れた末っ子で、叔母や叔父は高齢だったので、天寿を全うしたのだろうが、喪失感は禁じ得ない。
叔母の最後のお見舞いの時、医科歯科大のベットの上で全身医療機械につながれていたが、意識ははっきりしており、明日からダイビングのインストラクターの試験を沖縄に受けに行くこと話すと、「気をつけて」を連呼し、動かない体で金庫を指して、なんと餞別までくれようとした。
帰り病室から出た後も、廊下ににまで聞こえる声で、「気をつけて」を連呼していた。生まれた時から僕を見ているので、アドベンチャー気質も見越していたのかもしれない。
それから全ての潜る前に、この「気をつけて」の言葉を思い返している。