2010年1月16日土曜日

検察への信頼が揺らぐ

国難の時代に政治と金の話はもううんざりだが、昨日から民主党現職議員や小沢氏元秘書が逮捕されている。でもこれは明らかに逮捕した検察側の暴走だと思う。
もし政治資金の収支報告不記載だけの逮捕ならば、駐車違反を、ひき逃げ事件のように仕立てて、逮捕したようなものだ。それはちょっと深く見れば素人の僕にでも分かるし、この後収賄罪に発展するとも思えない。政治資金完全透明化が目的なら、それも一つの見方だが、恐らく自民党等他含めて数十、数百人を逮捕しなければ、法の下の平等に反するだろう。
検察の目的は、行政改革や権力が集中する小沢氏に危機を頂き、イメージダウンや失脚を狙ったのかもしれない。
検察の狙い通り、マスコミ報道は、あたかも小沢氏側がひき逃げしたような報道だ。メディアも検察追認で逮捕の必要性すら論せずあまりにだらしないが、国民はそこまでバカでない。
検察の正義感や価値に合わないから、逮捕するとしたら、それは健全な法治国家や民主主義の崩壊で、一国民としても許す訳にはいかない。検察の価値観で国を動かされては困る。
検察の独善やメンツ、政権揺さ振るだけの不毛な争いならやめて欲しい。その活動の給料も国民の税金なのだし、社会に何も生産していない。経済、環境含めて深刻な国難の時代に、検察はその高い能力と本来の正義感を、今も世にはびこる悪の根絶に費やして欲しい。

参考①:メディアが思ったよりいい加減なので、民主党員でないけど党大会をネットで直接見れるか試したら生中継を(下記)していた。ありがたい時代である。下記来賓鈴木宗男氏の検察批判(You Tube)が説得力大、必見!
参考②:「週刊朝日:検察の狂気」や「ダイヤモンド社:メディアの醜態」(上杉隆氏)がなかなか骨のある記事で今回暴走の背景が見えてきた。