2008年1月21日月曜日

環境の世紀へ 今年は大きな一歩に

 長年環境のこと見ていると、時に大きく時代が動く時があります。今年はそんな年になりそうです。

環境といっても、注目されているのは「温室効果ガスによる気候変動」です。注意しなければいけないのは、これは環境問題の一つに過ぎません。他に世界的に見ても、廃棄物処理等、重要な問題は山積みです。

「不都合な真実」のゴアさんと国連IPCCのノーベル平和賞から加速した、気候変動(温暖化)対策への国際的な動きは、マスコミがついてきて大変な熱となり、その後ダボス会議や日本の施政方針演説、そして洞爺湖サミット(写真:会場)でも最重要課題となります。加えてアメリカでは温暖化対策や環境全般に興味を持つ民主党の勝利が予測されるので、この動きはしばら続くと思われます。

一点心配なのは、政府の施政方針演説やテレビ等マスコミの報道見ていると、熱が先走って客観的な事実や予測、対策が脇に追いやられることです。

大事なことは、熱だけでなく、事実や予測を整理・判断して、意味のある施策や枠組みづくりや、個人の日々着実な行動が大事だと思います。(写真:サミット会場の洞爺湖)