2007年2月15日木曜日

小学校廃校後 地域住民による企画・運営施設の試み

 母校である四谷第四小学校が、生徒数不足により今年度で廃校となり、他の小学校と統合されました。この小学校は100年以上の歴史があり、僕の兄弟、父、お爺さんまで卒業した学校です。また災害時の防災地域としても重要な場所となっています。

廃校後、地元の要望により、来年3月より「四谷ひろば」という集会・地域交流・スポーツ施設に生まれ変わることになりました。

しかし、新施設への初期数億円の改修費は新宿区が払いますが、その後の企画・運営・管理・お金は全て、地元地域でやるという非常に厳しい条件です。これだけの大施設・大事業をですから。僕も元来楽観的な人間ですが、この事業はかなり危険と思っています。この運営スタッフを引き受けた理由もそこです。

民間試算なら百億以上の価値ある土地・建物を、地域のために無償で賃貸できるのはありがたいですが、それに相応する価値ある事業を区民に提供するのは容易ではありません。しかも維持・管理事業内容も含めて。

しかし思うのは、区民が必要とする価値あるサービスを提供するのは、本来は区がやるべき仕事で、市井の人は本業だけで手一杯なものです。そのため税金を払って、官吏が存在する訳ですから。ただ官吏が本来の機能を果たせない場合は、このようなケースも必要なのかもしれません。

地域が運営するということは、要望や必要性が直ぐに事業に直結できるという点でも、面白い面もありますし。まぁいろいろな流れでここまできたので、必ず成功はさせたいと思います。