2006年4月21日金曜日

「安すぎるもの」を買わないということ

最近、EcoJobの面談者で、中国関係の仕事してる人と会う機会が多い。
皆揃って言うのが、中国の環境問題の深刻さだ。マスコミからもよく流されている。
しかし、よく話し聞いて見えてくるのは、中国の環境汚染に、随分我々日本人が関係しているということだ。

中国製の信じられない位安い商品が日本マーケットに氾濫している。
これらは、日本のバイヤーが現地工場等につくらしている訳だが、値段的にあまりに厳しい要求を中国の工場に依頼するので、工場は排水・排ガス処理までお金が回らないケースが多いという。

欧米と比べても、日本のバイヤーが一番えげつないと良く聞く。

・まぁそれだけ会社の命令に従順であるのだろうし、

・会社は消費者(我々)の需要に合わせるざる得ない、

・つまり我々が安すぎるもの求める限り、中国の環境汚染は終わらない、

という図だ。

そもそも靴とかが500円である必要はないと思う。南北問題の不均衡貿易にしてもそうだが、安すぎるのはどこかに必ず犠牲がある。そして、その犠牲はいつか必ず爆発し、我々にも問題となって降りかかってくる。これが世の常だと思う。